実施日 01 Mar, 2023
アングレン
アングレンはタシケントから2時間程度で来れる上に、峠越え区間で景色は変化があり、荒野っぽい場面を撮影できる。
今回は徒歩とバスのみで行ける撮影地に行った。
欠点はVL80が来ない。当区間の前後であるフェルガナ盆地やタシケント付近ではVL80が居るため、この峠越え区間はあえて新型車のみにしているらしい。
国鉄線撮影地
当区間は、南側に片持ちの架線柱で、東西方向の線路では電柱が邪魔だ。
ダムと鉱山の間の区間では線路が南北になるため、ここなら柱が邪魔にならないと予想し行ってみた。
地図上で「無理」と示した場所が僕が行こうとした場所であり、文字通り無理である。
ダムと鉱山は重要施設のダブルコンボで、ミリグヴァルディア(とりあえず警察かなんか)が踏切(青線と赤線が交差する所)におり、南北方向の場所で撮影地は不可能だった。
後日列車で通過したところ、想像以上に鉱山の周りに見張り台があった。仮にミリグヴァルディアがに見られず踏切を通過しても、鉱山の見張りでアウトだった。
★の所に移動して撮影。そこは安全である。
アハングランダム
Ахангаранское водохранилище
アハングランダムは1989年に完成した。高さ100メートル、2 億 6000 万 m³ の貯水だそうだ。筆者訪問時、ダンプが走っており何かの管理修繕作業をしていた。
なお僕がミリグヴァルディアに「自然やら山を撮りにきた」と言ったところ、ダムは映さないようにと言っていた。だが言っただけで僕を見張るつもりは全然ないようだった。セルフィーを撮って解散。
逆行
まずは狙っていた方向と逆から1本。短めの貨物だが、これはこれであり。
奥に見える踏切が、僕とミリグヴァルディアが会った場所で、常駐しているわけではなく偶偶僕が通った時に居た模様。
奥から左への道はダム修繕工事?のダンプが通過する。
063Ф Андижан — Ташкент ср, сб
アングレン駅 12:35/12:37
週2本の座席列車。客車7両+荷物か何か。
125Ф Андижан — Хива ежедневно (毎日運転)
アングレン駅 13:41 / 13:43
プラツカルトによる編成。ウズベキスタン東端のアングレンから、西のヒバまで走るロングランナーだ。
Andijan 828発、Khiva 6:58で所要時間は22時間30分
右下の岩が邪魔でどかしたかったが、実際は膝の高さある巨大岩で、アポロンとかじゃないとどかせない。
雑多な貨物。編成は短い。
コキ 長い!これはV
14:47通過
次に説明する湖バックの俯瞰は、おそらくこのコンテナ貨物が遅延してくるか、夏ならばギリギリ側面に日が回ると思われる。
筆者は当時そんな事も知らず、これを撮影後、湖バックの俯瞰撮影地へと向かった。
場所について詳細
最初の手作り地図で★のところは Smotrovaya Ploshchadka Vodokhranilishcha (貯水池の展望台) となっている。だが、展望台というより、丘状になっている原野だった。
湖バックの俯瞰
先程の撮影地から東へ2km歩くと巨大な丘がある。
こちらの作例をパクりたくて行った。作例は Coolpix コンデジ鉄であり驚いた。
順光時間は午後で日没前の数時間。湖が南側にあるため、あまり長くない。
夏のほうが順光時間が長いのでおすすめ?
奥の湖は先述したダム。
15:30ごろ現着した所、逆行きが2本来て終了した。背後の山は雪を被って非常に良いのだが、湖の貯水率が低く、その点はイマイチだったかも。
いずれにしても西行の列車は来なかったし。
旅客の時刻表
行き方
途中までバス+ヒッチ(止まるのは大抵タクシーだが)か、市内からタクシーも可能。
15,000スムが相場だろうが、僕は30,000スムだった。7kmにしては高すぎだけど、払えない金額じゃないし払った。(市内から直接タクシーなら30,000スムが妥当)
ウズベキスタンは正直中央アジアで最もぼったくりが多い。
帰りは、運よくダマスが止まり、市内までたった5,000スムだった。
おわりに
旅客が確定で来る上に、貨物はまぁまぁ来るので、徒歩とバスで行ける割には悪くは無いと思う。
(日本基準で言うとかなり荒れ地なのだが、キジルクム砂漠を経験してしまったため、このレベルで人工物があると住宅街に見える。)
峠越えした後の、フェルガナ側の方がオメガカーブでもっと人工物がない撮影地があるので、芸術性を求めるなら峠の向こうがお勧めだ。
古い機関車を撮りたい人向け